ちょっと変わった彼氏との同棲生活

変な彼氏を隣で見守るちゃんまいのブログ

結婚式ができるまで 2

前回の記事の続きです!

 

最高の結婚式を作り上げる上で、

ヤマダさんは結婚式のテーマを

「4C」と決めました。

「chill , city , cinematic , creative 」の4Cです。

クリエイターチームにはこのテーマのみ伝え、

あとは各々のセンスにお任せ!というスタンス。

 

皆さんのことを尊敬し、信頼しているからこそできる

まさに「クリエイティブの殴り合い」です。

 

全員が主役を取りに来るような

バチバチの結婚式にしたいという想いで

準備や打ち合わせを進めていました。

 

まずは席札がわりのポストカード作り。

はじめはヤマダさんが全員分の写真を

撮り下ろす予定でした。

 

しかしひとりひとり来てくれるみんなのことを

イメージして撮るのであれば、

私側の参列者さんたちの分は私が撮った方が

いいのでは、と私は思いました。

 

ヤマダは会場の統一感、装花の雰囲気を考えて

それはやめた方がいいという考えでした。

 

たしかに会場の中に突然素人の撮った写真が

ならぶのは見栄えが悪いしなあ…と悩みましたが、

来てくれる私の大切な人たちのことを思い浮かべたら、

きっとあの子たちは私の撮った写真の方が

喜んでくれるはず…!と思ったので

私が撮ることにしました。

 

ヤマダさんは納得はしていませんでしたが、

やるなら全力でやってね、というスタンス。

 

そこから私はカメラを持ち、

とにかく1ヶ月間でたくさん写真を撮りました。

 

テーマは「好きの共有」

 

小さい頃から自分の好きなものがよくわからず、

「これ好き!」と伝えることをしてこなかった私。

 

これを機にそんな自分を変えたいな、と思い

日常にある「あ、これ好き!」を

写真の中に閉じ込めて、共有したい人に送る。

きっとあの子なら「いいね!」って言ってくれる。

 

そんなイメージでひとりひとり

写真を撮りました。

 

好きなものを好きなように写真にうつすって

やっぱり技術が必要で、

心折れそうになりながらがんばりました。

 

ヤマダさんの方もテーマを直前まで悩みながらも

最後の最後にはヤマダ自身も納得のいく

素敵なテーマのポストカードが完成しました。

ヤマダさんの方のポストカードや写真展のテーマは

いろんなところに書かれているので省略!

 

次に演奏です。

ヤマダさんがギターボーカル私がピアノで

演奏しようとなり、3月末に曲を決めました。

 

しかし大学の軽音部時代、

伝説級のギタリストだったヤマダさんと

コラボだなんて…

想像しただけで逃げ出したくなるほどでした。

 

私はピアノアレンジなんてしたことがないし

ギターに合うピアノを考えるなんて

まずやり方がわからない…

 

ヤマダさんに聞いても、彼は天才なので

「そんなの感覚。」っていう感じ…

 

もちろんヤマダさんは聴けばその場で弾けるので

私だけがひたすら「何を弾けばいいの…?」

と、練習する以前の問題状態。

 

3週間前にふたりでプロフィールムービー

撮影がてらスタジオに入ることになり、

合わせましたが私は何もできません…。

 

もうどうしようもなかったので

曲を変えよう、と提案されましたが、

新しい曲も見つからないまま

なんと結婚式1週間前に!!!

 

一応元の曲を猛練習していたので、

もう一度スタジオで合わせたところ

やはりピアノとギターではうまくいかず…

 

そこでヤマダさんが思いついてくれた

go!go!vanillas のギフトという曲に

急遽変更することにしました。

 

こっちの曲の方がピアノアレンジしやすく、

1週間で猛練習。笑

結局一度も合わせないままぶっつけ本番だったので

もちろんぼろぼろでした。

 

音楽で想いを伝えるだなんて

そんな恥ずかしいことできるか!と

思っていた昔の私に言ってやりたい。

 

音楽は素晴らしい。

だからもっと全力でやっておけ!

 

何事も技術があれば

人を感動させることができるんだなあと

今なら思います。笑

 

さて次に引き菓子のお話です。

 

私たちは2年前

ある大学生たちと出会いました。

その人たちは在学中に仲間を集めて起業し

カレー屋さんを始めた人たちでした。

名前は「八○吉」。

 

出会った頃はお店をたちあげたばかりで

まだ移動販売のみだったのが、

1からデザインして店舗を作って開き

仲間を増やし、メニューも増やし

今では名古屋市内に3店舗オープンし

様々なイベントや新しいことに

どんどん挑戦している会社になりました。

 

私たちはいつも遊びに行っては

刺激をもらっています。

 

そんな八○吉にぜひ引き菓子を

お願いしようと頼み、

4月ついに打ち合わせをしました。

 

そこで伝えたのは主にこれだけ。

 

結婚式の引き菓子と思わなくていい。

既存の味じゃなくていい。

とにかくこの結婚式は

「クリエイティブの殴り合い」。

「これが八○吉だ!」を存分に見せつけてほしい。

 

ということを伝えました。

 

八○吉なら絶対に大丈夫という

信頼があってこそです。

 

味や梱包デザインなどすべてが新開発。

ものすごい努力と根気とセンスが

使われたことだろうと思います。

 

そして生まれたのが「 .hikicasi」

ピリオドから始まる新しい物語。

 

味、デザイン、コンセプトすべてが

しっかり私たちの予想を越えてきました。

 

本当に本当に感謝しています。

 

これぞまさに私たちが目指した

私たちの大好きなクリエイターさんたちが輝く結婚式!

 

これからもどんどん

活躍していってほしいです。

 

続いてあゆみさんとの装花の打ち合わせ。

プランナーの三浦さんを交えて打ち合わせをしました。

ここまでの結婚式の打ち合わせで

三浦さんの引き出しの多さには

何度も驚かされていましたが、

ここでも三浦さん。

 

クリエイターさんたちを輝かせる結婚式なら

式の最中にフラワーショーしちゃおう!

皆さんの目の前で高砂チェンジしよう!

という大胆すぎる無茶ぶり。笑

 

あゆみさんは「何てことを言ってくれたんだ…」

と表面上は焦っていましたが、

その奥で「やってやろう」と

クリエイター魂が燃えているのがわかりました。

 

もちろんすべてお任せで。

 

あゆみさんじゃなければ

結婚式でこんな無茶ぶりできませんし

これもまた心から尊敬し信頼している

あゆみさんにだからこそできるお任せでした。

 

相当なプレッシャーだったと思いますが、

当日はやっぱり私たちの予想を

遥かに越えてくるクオリティー

「あゆみさんワールド」全開にしてくれました。

 

何よりも当日のあゆみさんの真剣な表情、

そして終わった後の「やりきった!」という顔を見て

私たちの結婚式にどれだけ本気で

挑んでくれたかがわかりました。

 

 

「結婚式ができるまで」

 

今回は結婚式の至る所に

散りばめられていた私たちの大切なものたちの

裏側を紹介しました。

 

次の記事では、

5月に入って結婚式まであと2週間!の

ドタバタを書いていきたいと思います。

 

記憶の新しいうちになんとか

書き切りたいです。笑